セミナー

<終了しました>【12月16日(水)】自分と顧客を知る力を鍛える講座 〜マーケティングセンスの養成〜

第1回自分と顧客を知る力を鍛える講座は終了しました。

第1回:これからのマーケットを創造する「日本人の美意識」

~日本人の“いき”や“わび”をとらえ直す。マーケティングへの応用~

新しい商品、サービス、事業を考えることがより難しい時代になっています。「市場の成熟化」という言葉でこの状況を捉えることは、わかっているようで、他人事化していてそこからは知恵は湧いてきません。

「インサイト」という言葉が多く使われるようになり、生活者をより深く理解しよう、よく観察しよう、ホンネを見つけようということがよく言われ、そのための手法が示されています。しかし、様々な手法を駆使しても、誰もが「インサイト」に迫ったり、捉えたり、発見したりすることができる訳ではありません。

インサイトに迫るには、迫っている本人(マーケター)が、その対象と対峙しながら、何事かに気付く“軸”がない限り何も捉えられず、発見できません。その軸がたくさんあればあるほど、深ければ深いほど気付きや発見の質が向上します。結局、マーケター自身がそういった力をつけない限り、本当に求められる新しいものは生まれません。

「一緒に考える」ということをテーマに多くの調査をお手伝いさせていただく中で、より発見の多い調査結果を得られるのは、調査対象と調査主体が一体化したとき、主客一体となることで、対象への問いかけそのものが自分自身への問いかけとなって、自分自身の中に答えを求めるようになったときです。生活を豊かにする本質的なコンセプトを生みだせるマーケティングセンスとは、ビッグデータを解析するチカラではなく、他人も自分も含め、「人間をわかるチカラ」であり、この時代であればこそ、これを鍛えることが必要です。

「人間をわかる」には、対象だけでなく、その背景にある文化や社会や歴史を知ることが重要です。単なる知識や教養としての“情報”を得るだけでなく、体験や実物を通して“体感”として自分に問いかけながら、閉塞感に覆われた国内市場はもとより、グローバルな展開を考えるための戦略とコンセプトを考えていきます。

本講座は、数多くの企業で商品開発や事業開発に携わり、体感を通じて人間をわかることで戦略立案やコンセプト開発を実践してきた黒木マーケティング室
https://www.kmi.co.jp/
黒木陽一氏を講師として実施します。
<講師プロフィール>
・化粧品、食品、雑貨、サービス業、アパレルなどの商品コンセプト(新製品開発作業)から事業開発や森ビルなどとの商業施設、地域開発まで幅広い分野でコンセプト開発の実績を有する。
・イトーヨーカ堂セブンイレブングループでは、コンセプトを具現化するため、店舗開発、事業開発、商品開発バイヤー教育など多様な領域に関わりながらプロジェクトを推進。
・コンセプトを組織と個人の血肉と化すために、トップから、ミドルマネージャー、さらには現場まで、課題抽出しながら、それぞれに対応する。
・ベースは、知識創造をベースとするコンセプトワークである。

====================<ご案内>=====================

『自分と顧客を知る力を鍛える講座』
~マーケティングセンスの養成~

第1回:これからのマーケットを創造する「日本人の美意識」
~日本人の“いき”や“わび”をとらえ直す。マーケティングへの応用~
日時:2015年12月16日(水)19:00~21:00
会場:株式会社黒木マーケティング室(渋谷区神宮前4-19-8-221)*最寄駅:東京メトロ 表参道駅または明治神宮前駅
*弊社の近くです。

会費:無料(終了後懇談会に参加する方は実費徴収いたします)

参加いただきたい方:
1.現状の自社のターゲットが、今一つ不明確で、悩んでいるマーケター(経営者)
2.更に、近未来戦略として、特に2020年を目標に、フューチャーヴィジョンを考えていくことが宿題や課題の企業に所属するマーケター(経営者)
3.調査を通じて出てきたデータ(定量的、定性的)を、どのように分析し、戦略化するか、悩んでいる方

*事前にお申し込みください。
*申し込み数が多数の場合はお断りすることもございます。
お申込み、お問い合わせは弊社担当者へ直接ご連絡いただくか、HPの申し込みフォームよりお願いいたします。

 

★2回目以降は、毎月1回のペースで全6回の予定です。

<第2回以降の予定>*詳細は別途案内
*体験に関わる実費費用がかかります

第2回:2016年の予兆、企業トップの思い、トレンドを解読しよう
<化粧品、食品、金融、自動車、流通、出版、家電、業界をみる>

第3回:日本人の美意識2
<日本料理を、作成しながら、自分の体で、日本の四季を、味、香り、感触、色を感じる。 器との調和、しつらえ、自ら体感する。(成瀬すみれ先生とのコラボレーション)>

第4回:オペラ・ニューヨークのメトロポリタン歌劇場から学ぶ
<最新のニューヨークオペラをソニーマーケティングと松竹協力により、東劇にて衛星同時配信したもので観劇。ニューヨークの観客と、演じる歌う出演者と、指揮者を核にするオーケストラの一体感を見ながら、主客一体の実例を体感を企画する。演目:トゥーランドット(プッチーニ)を予定>

第5回:資本主義の終焉以後の時代を考える
<柄谷行人(世界史の構造、遊動論)、エマニュエル・トッド、鈴木大拙などを読む。最後に、資本主義の行方をアートで、予言する。>

第6回:フューチャーヴィジョンを作ろう
<第1回から5回を通して、最後に、各自のフューチャーヴィジョン作成を試みたい。>