6月も最終週に入り、夏の気配をジリジリと感じる毎日です。連日の最高気温は30℃を超えており、暑い日が続く中で体調管理にはより一層気を付けたいところです。
“アツさ”といえば、今月開幕した「ロシアW杯」もまた、連日”熱い”戦いが繰り広げられており、サッカー好きの方には寝不足という方も多いのではないでしょうか?(私も毎日欠かさず見ています!)
今回のロシア大会では、様々な変更点が大会前から注目されていましたが、特にVAR(ビデオアシスタントレフェリー)の導入によって、PKがかなり増えた印象があります(既に40試合終了時点でPK数は「22」と歴代W杯最多記録を更新中)。また、スコアレスドローの試合がこれまでに1試合のみ(前回大会はGLで5試合)という点からも、得点シーンが比較的多い大会ということが1つ傾向として言えるのではないかと思います。(ジャッジの透明性の確保と、攻めの多いエキサイティングな試合展開を作りたかったFIFAの狙いがハマった形ですかね。)
そんなテクノロジーの導入が進む中、今大会は試合の分析用のトラッキングデータがリアルタイムで各チームに提供されることも大きな特徴となっています。提供されるデータには「選手やボールの位置データ」の他に、「スピードやパス」などのプレーデータ、更に「30秒前のプレー映像」等が配信されているとのことです。このようにピッチ上の変化が瞬時に統計データ化されることで、試合中に適切なシステム変更や、交代策など、効果的な戦術修正を柔軟に行えるようになることが期待できますね。Jリーグでも既にJ1全試合のデータ化を行っていますが、あくまでもリアルタイムでの分析利用を想定していません。今後はそうした世界基準のデータ活用ルールに合わせていくことが、日本サッカー成長の重要なカギになるように思います。
画像説明(※UEFAチャンピョンズリーグ決勝:レアルマドリードvsリヴァプールより。レアルマドリード全体での試合中のパス方向。青…パス成功、赤…パス失敗。スポーツデータを扱うOpta社のStats Zoneアプリではこうした試合データを手軽に入手できます、サッカー好きの方におすすめです。W杯のデータは有料のため掲載を自粛。)
今大会での日本代表は前評判からは想像もできなかった躍進を遂げており、本日決勝トーナメント進出を賭けてポーランドと対戦します。個人的には柴崎選手と武藤選手の活躍に期待しながら応援したいと思います。(ちなみに優勝予想はフランスかベルギーです笑)
(YO)