5月に実施したワークショップで、「副業」をテーマに、副業から見えるミレニアル世代のライフスタイルや仕事観の変化の兆しを探ってみました。
<インタビュー対象者>
34歳・男性・既婚妻と2人暮らし(もうすぐパパ)
本業:医療系情報サービス(転職経験あり)
副業:カレーの販売・バンド活動
●副業サイクル・本業サイクル 2つの別のサイクルを循環させる
・副業は本業の収入を補完するものではなく、副業として収益を上げるから循環して続けられる。
⇒こういうサイクル(循環)意識は、環境意識にもみられる世代の特徴として、Z世代やアルファ世代にも受け継がれていきそう。
●副業は趣味の延長線上にあるが境界線はある
・趣味は自分や家族、仲間内での楽しみだが、副業はそれ以外の人に広げることになるので緊張感もあってさらに楽しくなる。
好きなことではあるが、単なる趣味とは一線を画すのは、他人を相手にする緊張感や責任感があること。
⇒大成功や事業化を目指すことはしないが、内輪ではない他人から認められる、少し踏み出した承認欲求を満たしたいのですかね。
●好きなことをゼロにしない、なくさないことが大切
・結婚しても、子供ができても続けられるような負荷のコントロールが大事。
⇒二刀流ではないけれど、好きなことはやり続けたい、そのためには無理しない、多くを望まないそんな温度感を自然に保つライフスタイルが副業をライフワークにしていくようです。
●働き方の変化が副業を後押しする
・在宅勤務や時間のコントロールが自分で可能な働き方が副業を可能にするので、本業を選ぶときの大事な条件。
何度か転職を重ねる中で自分にとって大事な会社選びのポイントを掴んだ。
⇒本業と副業、両方を意識した就職活動が行われ、会社選びにおいて働き方の選択肢がますます大事な要素になっていきそうです。