多様性を捉えるということ

＜トークの目＞通信　2024.4

マーケティングリサーチ・市場調査会社の株式会社トークアイです。

アカデミー賞作品「オッペンハイマー」を観ました。
原爆の描かれ方に色々な意見がありますが、この監督の
作品は視点と時間軸が錯綜することに面白さがあります。
現在、過去だけでなく過去も遠い過去と近い過去、
それを主人公目線で見るのか、別の人の目線で見るのか。
前半その錯綜具合でよくわからなかったことが、
後半つながってストーリーがクリアになっていく。
多様な視点で見る、主観を描く、ストーリー化する。
勉強になります。

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■□多様性を捉えるということ□■

「ASMR」という言葉を知ったのは最近です。
人が聴覚や視覚への刺激によって感じる、心地よい、
脳がゾワゾワするといった反応・感覚(ウィキペディア)
だそうです。
なかなか手に入らないらしい「グミッチェル」という
お菓子をもらった時に教えてもらいました。
グミをコーティングしたような新食感のこのお菓子を
パリパリ食べる音を楽しむ動画も人気があるとのこと。
かつてCMで、大きな氷を入れたグラスにウイスキーを
注ぐ音にゾワゾワしたことを思い出しました。
こういうのは音フェチというのでしょうか。

少し前に映画が公開されていた、朝井リョウの「正欲」
という小説には水フェチの人たちが出てきます。
多様性と言いながら、自分の知っている、理解できる
範囲の多様さしか許容しない社会に対して、
多様さとは何かを問いかけられます。

名前がつくことで認知や理解が進むことがあります。
「育児のワンオペ」など、もやもやしていたことに
名前がついて社会課題化した例だと思います。
課題ではないけれど、音フェチよりも「ASMR」の方
が許容される気がします。

まだ上手く言葉には表現できないけどゾワゾワする感覚
とか、ちゃんとした名前はついてないけど何となくわかる
感覚とか、そういうことも感じ取っていけることは定性調査では大事だと思います。
それには、多様性と言いつつも理解の範囲だけで
つくってしまう「枠」を常に壊していくことが必要ではないでしょうか。

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アサイーは少し前に流行っていましたが、また改めて見直されているのですね。
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https://lanikaijuice.co.jp/

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