＜トークの目＞通信 2024.8
マーケティングリサーチ・市場調査会社の株式会社トークアイです。
この夏の猛暑で男性の日傘が増えていると聞きます。
かく言う私も昨年からデビューしていますが、慣れない感じがまだあります。
「日傘をさしている人って、さしてない人にすごくぶつかってくるんですよ」とスタッフの一人が不満そうに言っていました。
それを聞いて意識していると、確かに日傘がぶつかってきます。
雨傘ではそうはならないのに。
雨傘は多くの人がさしているので、傘同士がぶつかることで人にぶつかることを防いでいるのかも知れませんが、雨傘のときは他人にぶつからないように意識しているような気がします。
雨傘には暗黙的な距離感が身体知としてあるのに、日傘にはそれがない。
まだまだ経験値が足りないのでしょうね。
しかし、多くの人が日傘の経験値を重ねるって、今より暑い日が続くってことなら、なくていいです。
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■□新競技ブレイキンに学ぶ□■
パリオリンピックの新競技、ブレイキンを興味深く見ていました。
ニューヨークのストリートダンスバトルが発祥とのこと。
つまりストリートで若者がそのダンスを見て、どっちが「カッコいい」「スゲーな」と思われるかを競ったということでしょう。
それを競技にするにはこの「カッコいい」「スゲーな」を要素分解しなきゃいけなかったと思います。
それが採点基準。
調べてみると、基準は５つ。
「テクニック（技術性）」「ボキャブラリー（多様性）」「エクステ―ション（完成度）」「オリジナリティー（独創性）」「ミュージカリティー（音楽性）」
これが、今の若者から支持される要素と考えたらどうでしょう。
因みに体操は「Dスコア（技の難度）」と、「Eスコア（技の完成度）」で得点が決まります。
採点の仕方にも伝統のある競技と新競技の違いを感じます。
この要素を表現するにも条件があります。
・基本技はあるが、それをどう崩していくか、組み合わせて発展させていくかが勝負
・音楽はその場で初めて聴くので、即興で考えて表現する
・相手のダンスと対話するように自分のダンスを組み立てる
・1つの大会で同じ技を使ってはいけないので、毎回更新していく
ここにも、マーケティングに必要な条件があるように思います。
また相対評価なので、採点にも主観的な要素が結構あるのもおもしろいところです。
これはスケートボードも同様なんです。
イベントの度にコースが違うので、採点する側も毎回そのコースを自分でも滑ってみて、練習で選手が滑っている様子も見て、どこでどんなことをするのがすごいことなのか、難易度を測りながら、基準を微調整していくのだそうです。
どちらの競技も、環境に合わせながら、動的に変化しつつ、主観的に表現していくことを競技者も採点側も大事にすることで成り立つというところにも新しさを感じます。
基本要素を押さえつつ、主観を大事に、対話しながら、微調整を繰り返すというのが、我々マーケティング・リサーチャーにも必要なことではないかと思います。
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■□ 表参道・原宿周辺情報 □■
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■ジョルジオ・アルマーニのカフェ
「ジョルジオ アルマーニ」が9月6日に表参道にカフェ併設の路面店をオープンします。
日本初のアルマーニカフェで、世界ではカンヌ、ドバイ、ドーハに次ぐ4店舗目となります。
■「SIDE CORE 展｜コンクリート・プラネット」を開催
公共空間や路上を舞台にしたアートプロジェクトを展開するSIDE COREがワタリウム美術館で「SIDE CORE 展｜コンクリート・プラネット」を開催。
東京で初の大規模個展となります。12月8日まで開催。
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