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電気ドロボー?

最近リニューアルした赤坂の「吉野屋」の座席にはコンセントの差込口がついた。カフェでもないのに?
吉野家の滞店時間なんて15分くらいだと思うが、充電できることは重要なんだなと思った。

成田空港で出発ゲート前の椅子にコンセントの差込口があった。飛行機の中では使わないから、今のうちにメールチェックしたり、待ち時間に動画見たり、ゲームしたり、充電が必要なんだろうな。


春休みに行った台北の街にはいたるところに充電できるところがあった。ショッピングモール、駅、通路、レストラン、売店、最新の地下鉄は電車の中に各種形状違いの差込のついたスマホ充電器まで置いてあって驚いた。いずれにせよ小まめに充電することが重要なんだろう。

充電だけでなく、人の時間の使い方が細切れになったような気がする。これもスマホの影響が大きいと思う。“すき間の時間”、といういい方があるけれど、今やどれがすき間なのかわからない。すき間なく塞がれている感じだ。

そんな中、相変わらず“時短”は大切なベネフィットである。確かに忙しい人が増えているのだろうが、時間の使い方が細切れになっているので、少しでもすき間を作って、そこに何か別のことを入れたい、とにかく短い時間で完結することが心地いいものになっているようにも思える。

そんな細切れな時間消費の中で電源も細切れに必要になっているのだろう。

そういえば、かつて、他所のコンセントを勝手に使うと電気ドロボーだなんて言ったけど、そんなこと言う人もうあまりいないだろうな。

(いけ)